やさしい相対性理論

担当:中道 晶香

ベーシックコース


相対性理論は、時計の遅れや曲がった4次元時空の幾何学など、アイデアに飛躍があるため大変面白いのですが、 独学ではわかりにくい面も多く、初学者を悩ませています。 相対性理論から導かれた結果だけを知識として学んでも、なぜそう考えて結論に至ったのかを理解しなければ、 不思議な現象に納得することはできないでしょう。


そこで本講義では、相対性理論が何を基本原理として仮定し、そこからどのようにして結果を導いていくのか、 アイデアと道筋を理解することに重点を置きます。 ベーシック・コースですので、数学的な知識は必要ありません。 数式の変形に埋もれることなく、本質的なアイデアの理解を深め、相対性理論の世界を楽しむことを目指します。


秋学期は第7回から第12回までの一般相対性理論についての内容を開講します。


<講義内容>

① 座標系とは
② 光のエネルギー
③ 特殊相対性理論の基本原理
④ 固有時と運動する時間の遅れ
⑤ 動いている物体は縮む
⑥ 双子のパラドックス
⑦ 等価原理
⑧ 曲がった時空のベクトル、曲率
⑨ 重力場中での時間の遅れ
⑩ アインシュタイン方程式
⑪ アインシュタイン方程式の理解を深めよう
⑫ 光の曲がりの観測、タイムマシン


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