月刊星ナビで連載。第9回掲載の1月号絶讃発売中!!
*今月のまとめ*
・彗星の大増光現象である「アウトバースト現象」は、 他天体の衝突や彗星核の分裂によって起こると考えられている。 ・彗星核の分裂は、太陽や木星等に彗星が近づく場合は潮汐力が原因に なっていると考えられているが、 他にも、超揮発性物質の昇華などの 仮説があり、 詳細なメカニズムはよくわかっていない。 ・アウトバースト現象も彗星核の分裂も、彗星核の内部の構造が大きく関係 している。内部構造探査の第一歩である Rossetta探査機の成果が待たれる。
Q.Bortleは彗星の絶対光度Hが(7.0+6q)よりも大きい場合は生き残り 小さい場合は崩壊・消滅する可能性が高い、というものです。 この式にアイソン彗星の場合を当てはめてみましょう。 アイソン彗星のqは0.001247[AU]です。 絶対光度Hは大体7~8等とのことなので、彗星が崩壊するかどうか、 検討してみましょう。
小林仁美による1月号の"生"解説
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